法泉寺略歴
曹洞宗舜榮山法泉寺(そうとうしゅうしゅんえいざんほうせんじ)といいます。
群馬県下仁田町長楽寺(ちょうらくじ)の末寺です。
天正年間(1573)に当地の金井筑前守政綱公(かないちくぜんのかみまさつなこう)の開基で、開山は長楽寺三世密州大察大和尚(みっしゅうだいさつだいおしょう)です。
慶安二年(1649)當山五世である繁室誾茂大和尚によって、寺の由緒並びに現況を寺社奉行に届け、徳川三代将軍家光公より寺領十三石の御朱印を賜り、以来十四代将軍家茂公に至るまで、代々御朱印を賜りました。
本尊は、釈迦如来(しゃかにょらい)・文殊菩薩(もんじゅぼさつ)・普賢菩薩(ふげんぼさつ)です。
境内には観音堂、白山社、天神社、鐘楼堂(享保9年の鐘)、釈迦・弥勒(みろく)・十六羅漢(じゅうろくらかん)を安置した山門がありましたが、天保14年(1843)に山門を残して焼失し、このときに寺宝なども焼けてしまいました。
また、当山は七本木小学校創設の地でもあります。
わたくしたちの宗旨(曹洞宗)とは
名称
曹洞宗(そうとうしゅう)と申します。
禅宗(ぜんしゅう)とも呼ばれることがあります。
伝統
曹洞宗は釈迦牟尼佛より代々の祖師方が相承されて来た仏法であります。
日本開宗
曹洞宗は今から七百七十年程前に、高祖道元禅師さまがわが国に開かれ四代目の太祖瑩山禅師さまが盛んになされました。
このお二方は宗門の父母にもあたるお方ですから両祖大師と申します。
大本山
- 越前の永平寺(高祖道元禅師さま御開創)
- 鶴見の總持寺(太祖瑩山禅師さま御開創)
本尊
曹洞宗は釈迦牟尼佛をご本尊と仰ぎます。
本尊唱名
南無釈迦牟尼佛(なむしゃかむにぶつ)
教義
私たちは仏の御子であります。
しかし日々の御子にそぐわない生活を繰り返しておりますので、反省し懺悔して仏の御子であるという確信に目覚めましょう。
この時初めて帰依の心が強まり、毎日の生活が自ら正しく、明るい生き甲斐が感ぜられて、世間のお役に立つことを喜ぶようになります。
ここに端坐合掌して感謝報恩の生活を営み、どんな苦難にも負けない真に安心立命の日おくりが出来てまいります。
お経
修証義、般若心経、観音経、寿量品等の大乗諸教典をお誦み致します。
住職について
朝倉秀臣(あさくら ひでおみ)
僧名:祖徹秀臣(そてつしゅうしん)
曹洞宗 権大教師
昭和39年生まれ
駒澤大学仏教学部禅学科 卒業
曹洞宗大本山永平寺にて修行
法泉寺第24世 住職(平成14年~)
住職よりみなさまへご挨拶
檀信徒の方々をはじめ地域の皆様とともにお釈迦さまのみ教えに親しんでいただきたいと願っております。
多くの人とのご縁を大切にして、どなたでもご参加いただけるような行事を行うよう努めています。
お盆やお彼岸のご供養や、除夜の鐘、坐禅、写経、寺ヨガなど檀信徒に限らず参加できます。
葬儀や法事などの仏事に限らずお気軽にご来山下さい。
法泉寺第24世 住職 朝倉秀臣